サラリーマンsunkistの読書感動文

読書が横に好きな底辺サラリーマンの読書レビュー📖

『アナログ』

『アナログ』ビートたけし著 新潮社

久しぶりのレビュー。

ここ数ヶ月くらいから、これまで偏食だった読書をなるべく平積み、つまり新刊や話題の本に変えてきている。
なにかの記事(と言ってもネットの記事)で、凄まじい程の純愛小説だと書いてあったので、冷やかしついでに買ってみた。
生死をさまよったくだらん芸人が、純愛小説だと⁉︎と思い読んだ。

はじめの方は、設定が若干無理があるかなと感じたが、そこはまぁいい。(今どき三十代の男が歌う歌か?と思った)
最後の15ページは、確かに純愛小説そのものだった。

たまげた!
脱帽です‼︎

やはり世界の巨匠・キタノは違った!
ちなみにカバーなどはさすが「キタノブルー」という言葉があるだけあって、全体的に青色を基調にしていた。
冷やかしで買った本で感動したのは『いとみち』以来。最後の数十ページで感動したのは『永遠の0』以来。
ページも170ページ程なので読みやすい。

ちなみにこれ、現代のネット社会をおおいに風刺もしていて、それでも世の中の流れも大事だって教えてくれます。