サラリーマンsunkistの読書感動文

読書が横に好きな底辺サラリーマンの読書レビュー📖

『億男』

『億男』川村元気著 文春文庫

 

「お金と幸せな答え」を探す物語です。

 

弟の借金を背負う事になり、それが元で別居する事になった一男。

そして不意に当たる宝くじ3億円。

 

3億円!?

 

不意にって言ってるけど、ホント不意に当たってんの!

それだけでもすごいじゃん?

借金をすぐに返せるし、別居も解消できる。

はい、メデタシメデタシ。

 

とは、終わりません。

 

さすがに大金と言う事で、大学時代の親友・九十九(つくも)に相談します。

九十九は凄いです!3億円が端た金になるくらい凄いです!

でも消えます。3億円と共に一男の前から消えます。

これ、小説だからいいけど、普通に窃盗罪だよね。でもそこで警察に行く話ではないです。

探します、九十九を、一男が。(なぜか倒置法)

 

一男が会うのは3人。九十九がすごい人になった時に一緒にいた人々。

今は九十九と離れている3人が、それぞれのお金の価値観を一男に伝えていく。

3人の価値観を聞き、九十九の事を聞く一男。最後は妻との馴れ初めや復縁についての話があります。

 

全体としては一つの物語ですが、それぞれの章立てが一つの物語としても読むことができる。

 

結末は、どうなるかは言わないけど、きっとハッピーエンドなんだと思う。

 

自分自身のお金に関する認識を少し考え改めることのできる一冊。

 

そこのあなた、お金欲しいですか?

 

それをずばっと突き詰められるような物語です。

 

今年、映画化もされるようですし、普段はあまり映画を見ませんがちょっと気になるので行ってみたいです。

 

億男 (文春文庫)

億男 (文春文庫)

 

 

『岳飛伝 十七巻』

岳飛伝 十七巻』北方謙三集英社文庫

 

まずはお詫びから。

 

昨日の投稿で、大事な大事な本を営業車に忘れてしまったと書き記しましたが、実はありました。

あったのは、いつも本を仕舞うカバンのポケットではない、いつもと違うところです。

たぶん慌てて仕舞った為でしょう。

もう少ししっかりと探せばよかったです。

(そのおかげでブログ一回分書くことができたけど)

 

さて、本題です。

ついに終わりました『岳飛伝』そして『大水滸伝 五十一巻』

 

1つの壮大な物語が閉じていく。

 

最終巻と言うだけあって、この巻はいろいろなところがいろいろな形で終結していきました。

張朔の梁山泊水軍vs.夏悦の南宋水軍

藩寬と荀浩の南方軍(小梁山軍&岳家軍)vs.許礼の南宋

そして、岳飛軍&秦容軍vs.程雲の南宋軍、梁山泊軍vs.金国。

 

繰り返すが、いろいろなところでそれぞれが交わることのない結末を迎えていく。

 

上っ面な話はこのくらいにしよう。

 

んと、まず。

 

やっぱり岳飛

本懐を遂げました。(いろんな意味で)

『抗金』の部分は金国の軍事力を壊滅させ、金国の軍事力を壊滅させる事ができた。

文庫版の帯に、自分の義手を加えている絵があるが、それも最終戦の時の事。

岳飛は最終戦後、岳都へ帰還するがあんな安寧な最後が岳飛に許させるのか?正直そう思った。

でも帰還して骨郎が出迎えてくれたからいっか。

「痛みも苦しみも、生きているから」だから。

 

梁山泊はこれをもって解体されるけど、そのほとんどが轟交賈で再就職するみたい。

楊令が付けた貿易の道に梁山泊の人間が乗るのは、やっぱり自然な形だと思う。

秦容も呼延凌も生きてその後の人生を話し合ってるし。

宣凱がどうなるかが気になるところだが、、、

 

南宋も金も弱体化した。そして戦で勝った梁山泊は解散。

中華全体の戦力はこれをもって弱体していくでしょう。

そして、あと数十年もすると史実通り元になる。そのための下準備だったとすれば、あまりにも綺麗に完結させすぎているとも、思う。

たがそれがイイ!

誰がなんと言おうとも、それがイイ!

 

岳飛の掲げていた『盡忠報国』の志。

漢民族による中華の統一は、『岳飛伝』ではできなかったけど、次の漢民族の王朝・明の布石はしっかりとなされていた。

この辺りに組み込むのも、さすが北方謙三!という感じです(上から目線ですいません)

 

最後は、酒をあまり飲まなくなった候真と、木にぶら下がっている史進の会話で幕を閉じます。

最後のシーンで、梁山湖最後の戦士である史進は何を想って笑ったのだろう。

 

そして、胡土児。

蒙古へ行った後はどうなるのか、、、

実は、、、!

気になる方は是非読んでほしい!

 

岳飛伝 17 星斗の章 (集英社文庫)

岳飛伝 17 星斗の章 (集英社文庫)

 

 

 

小説を忘れてきた話

どうもSunkistです。

 

今日はですね、本来なら『岳飛伝十七巻』の感想を書く予定でした。

あと30Pほどが残っていたので、家に帰ってから読もうとしたんですよ、はい。

それで、家に帰ってきて本を出そうとしたら、ないんです、本が。

 

私基本、職場にも本を持っていくんです。昼休みに本を片手にごはんを食べてます。

え?会社の人と食べないのって?

 

おっといけねぇや。そんな野暮を聞いちゃぁいけねぇぜ

 

つまり、ひたすら両手と口と目を動かしているんです。

 

残りは家で読むぞ!っとなって昼休みが終わり、営業に出たわけですよ。

本は営業に持っていってるカバンに入れています。

 

んで、信号かなにかで止まる時にカバンがひっくり返ったんです。

そう、そこです。

そこで営業車の中に飛び出して行ったんでしょう。

なので、今頃は冷たい営業車の中の助手席の下あたりで凍えている事でしょう。。。

嗚呼、なんとお労しや。。。

 

ちなみに、明日から私は出張で直行直帰です。

私の営業車は上司が使います。

直帰は金曜なので、次に再開できるのは早くて来週の月曜日。。。

なんてこったい。。。

こんな凡ミス、読書生活をはじめてはじめての事です。

学生時代、帰省する時に衣類などの入ったバッグを網棚に乗せたまま乗り換えた事はあるけど、その時はなぜか本だけは手元にあった。

そうやって本との繋がりはしっかりしていたけれど、なぜ今回こんなことになってしまったのか。。。

 

悔しいですっ!!

 

今代わりの本を読んでますので、次の読書感動文はその本になります!

ご了承くださいませ!!

動画投稿者への道~買っちゃう!?パソコン?!編~

どうもこんにちわ、Sunkistです。

 

さて、前回自作PCの見積もりを取ってもらって16万すると、

そしてその金額が予算をオーバーしておりどうしようかというところで終わりました。

 

さてさて、さっそく帰って二人きりの家族会議の開始です。

 

私「この金額になるんですが・・・」

嫁「あ、そうなんだぁ~」

私「(え?これってこの値段でもいいってことか!?)」

嫁「もう少しどうにかならない?」

私「そうだよねぇ~(やっぱりだめか、トホホホ)」

 

そこで私は思い出しました。店員さんの言葉を・・・!

 

ホワンホワンホワ~~ン

 

店員「今は、自作PCよりも組み立て済みの方が安いんですよ~」

私「へ~そーなんですねー(自作PCしか眼中にない)」

 

クソウ!あの時もっと詳しく聞いておけばよかった!

いったいどこまで安くなるのか!

ここ数日間自作PCについて勉強したのに!(動画見るだけだけど)

 

これは明日にでももう一度話を聞きにいかなければいけない!(使命感)

 

~翌日~

 

私「こんちわ~。昨日はありがとうございましたぁ~」

店員「あ、昨日はどうもありがとうございました。家族会議、いかがでしたか?(含笑)

私「ダメでした!」

店員「あ~そうですかぁ。ならこれとこれをこうしt」

私「昨日言っていた組み立て済みパソコンだと値段はどうですか!!」

店員「あ、え?(自作したい言うてましたやん)じゃあ、こちらなんていかがですが」

私「おっ!どれですか?」

店員「スペック的には正直こっちのほうが良くなります(自作できなくなるけど)」

私「まじで!?いくらなの?」

店員「11万を少し切ります」

私「それください」

店員「でもですね・・・」

私「え?なに?」

店員「SSDの容量が半分になります。それにHDDはありませんし、メモリも半分になります」

私「えと・・・」

店員「まぁ、こちらのモデルなら増設はご自分でもできますのでいいかと思います」

私「はい・・・」

店員「あ、ディスプレイはいかがなさいますか?」

私「あ、えっとですね。。。使ってないテレビあるのでそれ流用します!」

店員「あ、そうですか。かしこまりました」

店員「ところで、家族会議は大丈夫ですか?(また家庭内稟議通らないと困る)」

私「そうですね、一度かけます!なので正式な返答はまた後日に!」

店員「こちら見積もりでーす(これで決めろよー)」

 

そして月日は流れ・・・

 

買いました。

これですドーン

 

 グラボが自作PCよりも性能UPしてました。でもあとは、上記のように容量とメモリがさがりました。

そこは、今度地道にお小遣いをためてですね・・・はい。

店員さん曰く

「ちょっと勉強すれば、メモリの増設もHDDの設置も簡単にできますからw」

との事です。

 

ちなみにお金ですが、半分くらいは自分で出しました。

こういう時のために、500円玉貯金をしていたのです。あと会社の経費の精算をしたところ、なぜか一万くらい戻ってきたのでそれもぶち込みました。(いわゆるへそくり的な?)

 

モニターは実際に家にあるテレビを使っていますが、私たちはテレビを見る習慣がないので困っていません。見るのは朝の天気予報くらいですかね。

 

で、実際にマイクラを起動させたところ。

 

めちゃくちゃ快適やん!いいやん!遠くまですぐに読み込むやん!

と、謎の関西人に変身するくらい快適です。

 

そして、フリーの編集ソフトやらそのあたりをダウンロードしましたとさ!

 

ちなみにMHF-Zもダウンロードしましたが、さすがにキーボードでは操作しずらいです。各種コースもまだ入れていないし。

そのあたりはまた来月以降ですかね。

 

さてさて、これで番外編はおしまいです。

次回の「動画投稿者への道」は、もう少し深堀りした話をしていきたいと思います。

実際に失敗して部分や解決した経緯などをお話しできればと思います。

 

それではまた。

 

※実際の店員さんは、丁寧にこちらの要望を組んで見積もりしてくださりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。また利用させて頂きます。

動画投稿者への道・番外編~Sunkist、パソコン買うってよ~

みなさんこんにちは、Sunkistです。

 

前回までで一通りの投稿までの流れを書きました。

 

いや!わかってる!手抜きだって言いたいんでしょ!?

わかってるって!!

ほんとごめんって!

 

次は私が躓いたところを細かく書いていきますので、それで勘弁してください!

 

さて、今日は

 

パソコンを新調した話!

 

今まで使ってたパソコンはこれ↓

 

ESPRIMO FH75/ED

 

別にマインクラフトをやる分には申し分のないスペックですが、

なんせいろいろと(そういろいろと)入っているので、メモリがパンパンなんです。

(そしてこの時私はメモリを軽くする方法を知らなかった)

 

マイクラの読み込みが遅いのもあったりするので、いっそ新しパソコンを買ってしまえ!ということになりました。

あと、前回の番外編でもいったモンハン。。。

グラボも性能をちょこっとあげればそれでオッケーらしい。

 

と、いうことで仕事帰りにパソコン屋へ行ってきました!

 

私「すいません」

店員「はい、いかがいたしましたか?」

私「ずぶずぶの素人なんですが、自作PCがしたいです」

店員「あ、はい。かしこまりました」

 

ええ!?

自作PCぃぃぃ!?!?

 

いったいどうしたらそんなことになるんだ!

 

(さかのぼること、前日)

 

私「パソコンを新しく買うのはいいが、今後増設をするためにはどうすればいいんだ・・・」

私「ふむふむ(YouTube先生を見る)。自作PCならその後の増設も容易、か」

 

はい、初心者の浅はかな考えです~

そんな簡単にできるもんではないでしょう(動画ではみんな簡単に組み立ててたけど)。

 

それに組み終わったあとの、各種インストールが大変そう、、、

 

でも、組み立てが面白そうというだけで!自作PCをお願いしました!

 

(店内のやりとりに戻る)

 

店員「何をやる予定ですか?」

私「マイクラです(キリッ)」

店員「マイクラですか。それでしたらこれとこれとこれを、こういったものがあれでこれで云云かんぬん、喧々諤々・・・」

私「・・・」

店員「ではお見積もりを出しますね(にこやか)」

私「はい、お願いします(ドキドキ)」

店員「税込み16万円ほどになります

私「あ、はい(やばい予算オーバーや)」

店員「こちらのお見積りでよろしいでしょうか?」

私「一度家族会議にかけます(キリッ)。それでまた来ます!」

店員「かしこまりました。お待ちしております」

 

いや、あのね、いわゆるゲーミングPCが高いのはわかってる。

いろいろ調べたから。

でもね、正直私の予算て10万円前後だったんよ。

確かにマザーボードもグラフィックボードもいいやつにしたし、電源もそれなりのものにしたさ。

正直嫁にも「10万くらいでいいみたいよー」なんて言った手前、これでは買うに買えない、、、

 

さて、どうしようか。

 

続くぅ!

 

 

動画投稿者への道〜アップロード編〜

みなさんこんにちは、sunkistです。

 

すいません。時間が空いてしまいました。

 

今日はアップロード編ですね。

 

・どこに投稿するか

 

これは一択でしたね。

YouTubeです。

以上!

 

・アップするための手順は

YouTubeに関して言えば、非常に楽です。

1.グーグルアカウントを作る

2.YouTubeにログインする

3.チャンネル開設をする

 

これでオッケー!

 

簡単です。

なにも迷う事はありませんね。

 

あとは「動画をアップロードする」に従えばそれでオッケー!

 

あとは、自分のチャンネルのどう作りこんでいくかで、面白さが変わっていくと思う。

 

 

 

うん、録画から投稿までっていうと、こんな感じで終わりです。

 

次回からは、まとめと私が躓いた部分とそれの解決方法を順番に紹介していこうかと思います。

 

ちなみに、すでに一回目の投稿は無事にできましたのでURLを貼り付けておきます。


【マイクラ】ゆっくり週末マイクラ【Part1】

『岳飛伝 十六巻』

岳飛伝 十六巻』北方謙三集英社文庫

 

さてさて、いよいよ物語も大詰めです。てか、もう最後が見えている所でしょう。

 

うん、まずはね、前回の十五巻の時など話したオウム。

あいつ十六巻でこんなこんな事言ってたよ。

 

「やるだけやって死ぬ。でも、何か食べたい」

 

何か食べたいぃぃ??はぁぁあ??

ってなった!

なったけどこの言葉、すごいんだよ!

なんでって「やるだけやって死ぬ」って、たぶん人間にしかできないんよ。『大水滸伝』でいう『志』ってところよ。自分のできる事を全てやる!って、『水滸伝』から続いている根本のところだと思うんだよ。志うんぬんを抜いて、人間だからこそできる勝手な『使命感』的なとこだと思うんだよね。

 

そして「でも、何か食べたい」

 

これって、生き物の本能的な部分『生き残る』っていう事だと思うんだよね。何か食べないと生きていけないっていう、生き物としての根本の部分を言っていると思うんだよね。

その2つを合わせて、なによりも人間ではないオウムに合わせているという点が(合わせているのは作者だ!)、なにかこの『大水滸伝』の1番深く大事な事を言っているような気がするんだよね。

 

まぁ、感じ方は人それぞれだろうから、これはあくまで私個人の意見です。

作者は何をもってオウムにこんな事を合わせたのか。

たぶん。たぶんだけど、文庫版『岳飛伝』の後に読本がでると思うけど(題名は(尽忠報国か?)、そこにもしかしたら作者の思いがでるかもしれない。そしたらなにかしらわかるかもしれない。あくまで予想だけど。

 

個人的にはすごい深いモノが含まれていると思うところ。

 

あと、梁山湖からの古い戦士が二人、本懐を遂げる事ができました。

ああいった場面があると、弔い酒を飲みたくなるね。決して哀しみの酒ではなく、祝福の酒を、ね。

私はたまたま取引先の人と酒を飲むことになったけど、ちょうとこの巻の張朔と朴統のような状況で酒を飲む事ができた。

一人で飲んだら、いつぞやの公孫勝のようになっていたかもしれない。

それは、救いだったのかもしれない。うん。

 

中盤には打狗という人物が出てきます。岳飛陣営として。こいつがまた終盤に出てくるところが、一つのアクセントとしてキラと輝いているんです。打狗が岳飛に「すまん、すまん」と謝られる場面は、緊迫した中でちょっとした清涼剤のようでした。深くは言いません。

 

いつも陸甚は「生きていることを後悔させてやりますよ」といつも程雲に軽口を叩いていましたが、一体彼は誰に一番「生きていることを後悔」して欲しかったのか。またさせたのか。最終盤にふさわしい場面展開でした。

 

そうそう、胡土児がまさかそんなことを考えていたなんて思わなかったぁ!!って場面がありました。でも、驚くのと同時に納得もしましたけれど。次巻がどうなるか目が離せません。

 

この巻を締めくくるのは、梁山泊軍VS金軍です。呼延凌とウジュの膠着を破った結果訪れた結末とは・・・!?

 

「ここに、このまま寝かせておいてください。二刻でも一刻でも、長く生きていただける方法です」

 

戦場のど真ん中で医師が発したこの言葉。

一体誰に向けられた言葉なのか。

 

気になる方は是非ご一読を!

 

岳飛伝 16 戎旌の章 (集英社文庫)

岳飛伝 16 戎旌の章 (集英社文庫)